【メンタル崩壊】辛い仕事を我慢して医局で働き続けた人の末路…

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医師

医局で頑張らないと!!

医師

辛くても仕事は続けないと…!!

仕事を頑張るのは素晴らしいことです。

でも頑張りすぎて自分が壊れてしまったら?

意味ないですよね。

私の身近にも仕事を頑張りすぎて精神を病んでしまった人がいます…

そうなる前にストップをかけてください。

自分を大切にしましょう。

 この記事では
  • 辛いまま続けた友人の末路
  • そこから学んだ教訓
  • 今のうちからできる対策

お伝えします。

この記事を書いた人

りん先生@麻酔科医

医局に属さない働き方をするアラサー女医。医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!
この経験を活かして【医局の辞め方・バイトの始め方】をお伝えしていきます。

目次

辛い仕事を我慢して医局で働き続けた人の末路

元々はやる気いっぱいで入局

Aさんと出会ったのは医師3年目の春、場所は週1日のバイト先でした。

私は医局に所属していないのですがAさんは某有名医局に所属していて、医局からの派遣でバイトに来ているようでした。

医師A

〇〇病院からバイトに来てるんだね。同期なんだ!よろしくね!

りん先生

こちらことよろしくー!

毎週同じ日にバイトで会うので仲良くなりました。

りん先生

同期だし、切磋琢磨できたら良いな〜!

Aさんは優秀で真面目、そしてどんな仕事に対しても一生懸命取り組んでいました。

半年ほど経った頃から休みがちに

ちょうど知り合って半年ほど経った時、Aさんが休みがちなことに気がつきました。

といっても週1日のバイトしか会わないから『たまたまなのかな〜』、『体調悪いのかな〜』と考えていたのですが…

実は抑鬱状態状態で仕事を休んでいた

彼女の医局では『強化月間』という名の修行期間が設けられていて、馬車馬のように仕事をしまくる時期があるのだそうです。。

その『強化月間』は医局全体でもドロップアウトが増える時期で、スパルタ期間を乗り越えてこそ一人前になれる!と言われているようでした。

  • 毎日遅くまで帰れない
  • 朝も早く出勤
  • 外勤日でさえも大学病院に戻って明日の予習
  • 術野からは高圧的な指摘が飛んでくる
  • オーベンにも指摘される
  • 『一人前になっていないのに妊娠するとかもってのほか』

毎日毎日仕事の重圧があり、とても大変だったそうです。

そして真面目が故に、いろんなことを抱え込んでメンタルがやられてしまいました。

その結果徐々に出勤できなくなり、ついに外勤にも来なくなってしまったと…

私がこの事実を知ったのはもっとずっと後でした。

資格取得もほぼ絶望的

抑鬱状態になってから1年半ほど仕事を休んでいたそうです。

精神科に通院しながらなんとか体調を戻し、現在は医局の関連病院で週1日のみ働いています。

元々は麻酔科専門医の取得を目指して仕事をしていたけれど、この調子では難しそうですね…

というか麻酔科標榜医(2年間麻酔に従事すると取得できる資格)すら困難のようで…

いまだに完全復帰の目処は立っていません。

おそらく専門医プログラムも失効しちゃうんじゃないかなあと思います。。

違う環境ならばもっと楽しく働けたのかも

この医局では強化月間にドロップアウト、抑鬱状態になる人が一定数いるようです。

毎年この事態が発生するなら、なんらかの対策をすれば良いのに…!

そう思うのですが、『こんな修行に耐えられない奴はメンタルが弱いんだ!!』といった意見も多いようでなかなか改善はされません。

  • もし、働く環境が変わっていれば…
  • もし、医局を辞めていれば…
  • もし、違う仕事場で勤務できれば…

Aさんのキャリアは違っていたのかもしれません。

資格の取得やスキルアップも目指せたでしょう。

りん先生

元々優秀な人だから、場所が違えばもっと活躍できたかもしれないね

私も『もっと早く知っていれば何らかの手助けができたのでは?』と思い、悔しい気持ちでいっぱいです。

辛い職場から学んだ教訓3つ

①辛くても続けろは間違い

『1回入った企業はたとえブラック企業だったとしても3年続けろ!』という声があります。

これって果たして正しいのでしょうか…

今回のケースでは我慢して働き続けた結果、メンタルが崩壊してしまいました。

ブラックな環境は精神をボロボロにします。

それは3年だろうと1年だろうと、半年だって変わりません。

どんな環境にも耐えられるのは素晴らしいことですが、それ以上に自分を守ることって大事だと思いませんか?

正直、医師免許さえあれば仕事はどうにかなります。

でも自分がダメになってしまってはどうにもなりません。

『辛くても続けろ!』という概念に固執する必要はないでしょう。

②仕事は私生活充実のための”手段”

元々私たちってなんのために仕事しているんでしたっけ?

『患者さんを救いたい…!』という崇高な理由は素晴らしいですが、それ以前に『自分が生活して行くため』ですよね?

もっと言えば『自分の私生活充実のため』ですよね?

仕事はそのための”手段”に過ぎないのに、仕事のせいで”私生活まで辛くなる”って本末転倒じゃないですか?

プライベートのために仕事をしているのに仕事のせいでプライベートが辛くなるのは考えものです。

早急に方針を変えましょう。

③行動するなら早めがおすすめ

悲しいことに”組織の内部”を変えるのは結構難しいです。

りん先生

特に医師の世界は無理…

『泥臭い努力をしてこそ1人前!!』みたいな思想が蔓延っています。

もちろんその思考も素晴らしいのですが、みんながみんなそうするのは無理ですよね。

そしてやはり現場の体制はなかなか変わりません。

なので自分が医局や病院に期待するよりも、先に自分で行動しちゃった方が早いです。

りん先生

相手が変わるのを待っていても時間の無駄だよ

時間は有限だし、今日が残りの人生で一番若い日です。

新しい一歩を踏み出しませんか?

仕事を休んで復帰したが…

Aさんは復帰後、再びバイト先で会うようになりました。

まだフルタイムでの勤務は難しいけれど少しずつペースを戻したいそうです。

応援したいと思う反面、もうAさんのように辛い思いをする人が増えてほしくないと感じました。

りん先生

医局を辞めたり職場を変えていれば、違う未来だったかもしれないなあ…

資格も取れただろうし、実績も積めただろうに…無念です。

辛い仕事を我慢して医局で働き続けた人まとめ

辛い環境での末路と教訓を紹介しました。

辛い職場から学んだ教訓まとめ
  1. 辛くても続けろは間違い
  2. 仕事は私生活充実のための”手段”
  3. 行動するなら早めがおすすめ

いかがでしょうか?

職場環境一つで人生って全然違います。

もし辛い思いをしている人がいればちょっとでも行動してみてください。

自分が壊れてしまってからでは遅いかもしれません。

この記事をきっかけに何か行動ができることを祈っています。

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この記事を書いた人

医局に属さない働き方をするアラサー女医。
常勤先1つ+非常勤2つを掛け持ちしつつ、スポットバイトも豊富に経験中。
医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!

この経験があるからこそ伝えられる『医局や病院を辞めたいならすべきこと』、『バイトをする前に知っておくべきこと』を発信していきます!

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