【専攻医なのに平日バイト可】後期研修先を見つけた方法を伝授しよう!

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後期研修医ってどんなイメージですか。

  • 薄給?
  • 休みなし?
  • 若い時の苦労は買ってでもせよ??
りん先生

うー。。そんなの無理…

私自身、”薄給激務で経験値をガシガシ積める”みたいな仕事は向いていません泣

でも専門医の取得は目指したい、一応一人前の麻酔科医になりたい!けどボロ雑巾みたいな働き方はちょっと…

なので”週4ゆる常勤+週1外勤”という働き方をしています。(土日に美容バイトもしてるけどね!今はあくまで専門科の話)

こんな感じの働き方でも立派な専攻医であり、専門医の取得を目指せるんですよ。

この働き方がしたい!どうやって見つけたの?との質問をたくさんいただきました。

そこで今回は私自身が実践した後期研修先の探し方を伝授していきます!

この記事を読めば
  • 専門医も目指しつつ
  • QOLも大事にしつつ
  • 後期研修先を見つけたい!

病院の探し方がわかります。

この記事を書いた人

りん先生@麻酔科医

医局に属さない働き方をするアラサー女医。医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!
この経験を活かして【医局の辞め方・バイトの始め方】をお伝えしていきます。

目次

後期研修先を探し始めた

私は地方で初期研修を終え、訳あって後期研修から都内に就職しました。

東京という知らない土地で後期研修先を探すのは非常にストレスでしたし、ツテも知り合いもいない状況でしたので孤独を感じていました。

就活は結構大変でしたが今の職場環境にとても満足していますし、あのとき一生懸命調べて就活して良かった!!と思います。

この記事を通して、同じように後期研修病院探しに悩んでいる方の力になれたら嬉しいです。

初期研修医終了時のステータス
  • 地方出身
  • 都内にツテなし
  • 麻酔科志望
  • 医局に入りたくない

医局に入った方が人脈もできたり、繋がりが広がるというのはわかります。

でも入ったら退局しにくいこと、知らない大学の医局に抵抗があること、雑務や残業は避けたいこと、こういった理由から医局フリーの選択をしました。

後期研修先に求める条件
  • 麻酔科専門医の取得を目指せる
  • 医局フリー
  • 症例数が多く経験を積める
  • まあまあQOLも保障されてる

贅沢に感じるかもしれませんがこういった条件で探し始めました。

つまり一応一人前になりたく、麻酔科専門医の取得を目指すけれども、医局に入らずQOLも保ちたい〜って訳です。

今思うとなかなかわがままだなーと思いますが、ポンコツな私でも叶えられたので皆さんにもきっとできるはずです。

まずは専門医機構のHPからたどる

専門医プログラムのある病院をピックアップ

専門医の取得の必要性に関してはいろんな意見がありますが、私は取得した方が良い派です。

資格の有無でバイト代も変わってくるし、今後転職する時にも役立つからです。

専門医を取得するにはそれぞれの科の専門医プログラムに所属する必要があります。

なのでプログラムの検索から始めましょう!

例えば麻酔科の場合、「麻酔科 専門医プログラム」と検索します。

するとこのように学会のHPから全国の専門医プログラム一覧が出てきます。

次に東京都を選択するとズラーっと専門医プログラムを持っている病院が出てきます。

専門医プログラムには大学が持っているものと市中病院が持っているものの2種類があり、医局に所属しないのは市中病院のプログラムです。

プログラムの中から市中病院をピックアップしてその病院のHPを見てみましょう。

専攻医募集の募集要項ページがあるはずです。

人気の市中病院では生え抜きの初期研修医がそのまま後期研修に残るため、外部からの専攻医を募集しないことがあります。残念ですがその場合は応募することはできません。

専攻要項をよーく読み込んで内容を吟味します。

募集要項内でチェックすること
  • 症例数は足りそうか
  • 雰囲気的に忙しそうか
  • 無駄に論文や発表をやらせすぎないか
  • QOLが高そうか

じっくり判定しましょう!

募集案内に週間予定が記載されている病院もあります。

ここは特に参考にすると良いですよ!

【週間予定の例】

スクロールできます
日中業務夜間
手術室なし
手術室なし
手術室当直
なし(直明け)なし
研究日なし
休み休み
休み休み

こんな感じで日々の業務が表になっています。

  • 週間予定の中に研究日があればそれは実質外勤(バイト)に出られます!
  • 直明けに休みと明記されていれば割とQOLが高そうだな〜と思います

各病院のカラーが出るのでしっかり見ておきましょう!!

りん先生

週間予定はめちゃくちゃ大事!土日フリーかとか、当直なのかオンコールなのかもしっかり確認しよう!

病院見学を依頼

いくつか目星をつけたら実際に病院見学を依頼します。

これは初期研修を探した時と同じですね。

病院宛にメールを送り、アポを取りましょう。

アポのメール例文

〇〇病院 臨床研修担当様

はじめまして。突然のメールにて失礼いたします。私、〇〇病院研修医〇年目の〇〇〇と申します。

貴院のホームページを拝見し、麻酔科後期研修医プログラムに魅力を感じました。是非、貴院の病院概要や研修内容についてさらに詳しく知りたいと考えております。

差し支え無ければ、ぜひ貴院に見学にお伺いしたくお願い申し上げます。

誠に勝手ながらこちらの病院見学希望日としましては

  • 第一希望:2023年○月△(□曜日)
  • 第二希望:2023年○月△(□曜日)
  • 第三希望:2023年○月△(□曜日)

です。現在、麻酔科を見学したいと考えております。機会を設けていただけますよう、よろしくお願いいたします。

お忙しいところ、お手数をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。

りん先生

テンプレとして保存しておくと良いよ!

実際に見学をして働き方を聞く

アポイントメントが取れたら実際に見学に行きましょう!

ここでは専攻医の働き方や勤務内容、同世代の医師がどのくらい忙しそうにしているか見ます。

抑えるポイント
  • 出勤・退勤は何時くらい?
  • 外勤に行ける?
  • 当直は月何回?
  • 当直明けは休み?

転職で抑えるポイントと同じく後期研修先を探す時にも聞きましょう。

以前の記事にも書きましたが「怖い人いる?」、「院内に地雷案件ある?」とかも聞けそうなら聞いておいた方が良いですね。

私はその時案内してくれた同世代の女医さんとLINEを交換して、その後も質問したりぶっちゃけ雰囲気どうですかって聞いたりしていました。

万が一病院見学が難しい時は…

コロナウイルスの影響で少し前まで病院見学が断られていたんですが、最近は普通に病院見学ができるようになりました。

万が一、コロナの流行で断られてしまった場合は

  • 募集要項をしっかり読み込む
  • 伝手を伝って病院の専攻医から実情を聞く

などで対応しましょう。

次に転職サイトで情報をもらう

エージェントさんに相談

2つめにしたことは転職サイトのエージェントさんに相談でした。

医師向けの転職サイトって老健病院やリハビリ病院が多く、正直人生イージーモードな病院を斡旋していると思われがちです。

…確かにあながち間違いではありません。

募集案件自体も年配医師向けに”週4、当直なしで年収2,000万の療養病院!”なんてのもあります。

うーん…それも魅力的だけど、そこまでハイポ思考ではなく、とりあえず専門科の経験を積みたいってのが本音です。

残念ながら転職サイトには後期研修医向けの案件は多くないです(;;)

ですが、掲載されている病院もあることとエージェントさんから就活の情報をもらえるので色々と話を聞いた方が良いです。

例えば転職サイトで後期研修医の募集がない病院であっても

  • あの病院は離職者が多いですよ、、
  • 入職前は当直回数が月に2〜3回と言っているのに仕事を始めたら6回以上やらされます

こういった裏情報を教えてくれます。

こういう話ってツテでもない限り、耳にすることはできない貴重な情報ですよね。

私自身はいくつか考えている病院を相談し

  • この病院は専攻医に残業代がつきませんよ
  • 並列で麻酔を担当してくださいって言われますよ

こういった内部の人しか知らない情報を教えてもらいました。

これって募集要項を見ただけではわからないので、聞いといてよかったなと心底思いましたね!

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情報は多い方が良いのでエージェントさんに相談して聞いておきましょう!

コロナウイルスの影響で案外就活はうまくいく!?

最近は都心に医師が集中することを避けるために”シーリング”と言って、専攻医の採用に制限をかける動きが進んでいました。

実際私の病院でも専攻医の人数が減らされたり、なくなりそうになったりしました。

ところがコロナウイルスが流行しみんな就活をしにくくなったため、都会の病院に空きが出ています。

比較的有名な病院でも今年まだ空いてるんだよね〜なんてことがあり、「え!超超超穴場じゃん!!」て話をよく聞きます。

みんなが二の足を踏んでいる時期だからこそ、ここで動ける人は強いですよ!

ピンチがチャンス…ですね^^

結論:専門医プログラムで病院検索しながら転職エージェントさんに相談

後期研修先を探すのは”専門医プログラムを持っている病院をピックアップしつつ、エージェントさんから情報をもらう”のが良いでしょう。

ネット検索もエージェントさんからの情報も使うことでより詳しく内情を知ることができます。

今回私は”QOLを保ちつつ専門医を目指す”という条件で探しました。

人によっては「もっとハードな病院で…!」だったり「貪欲に週3常勤を探したい」なんてこともあるかもしれません。

そういった場合でもこの”病院検索+エージェントに相談”という方法は有効です。

私は割と今の環境が気に入っていて「この手順で就活をして良かった!!」と思っているので参考にしてもらえたら嬉しいです。

コロナ禍で思うように就活や情報収集ができない場合もあるかと思いますが、きっと良い後期研修先が見つかるはずです。

気を張りすぎず頑張りましょう^^

相談や質問も受け付けていますのでお問い合わせから遠慮なくどうぞ!

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この記事を書いた人

医局に属さない働き方をするアラサー女医。
常勤先1つ+非常勤2つを掛け持ちしつつ、スポットバイトも豊富に経験中。
医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!

この経験があるからこそ伝えられる『医局や病院を辞めたいならすべきこと』、『バイトをする前に知っておくべきこと』を発信していきます!

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