最近は医局に入りたくない若手医師が増えています。
できれば医局に入りたくない…
医局に入らない働き方ってできるの?
こういった質問をよく受けます。
私自身は現在、医局に所属せずに働いています。
しかもその状況下でちゃんと専門医の取得も目指しています。
この働き方は新しい&めずらしいようで『どんな風に働いているの?教えて!』という声が多いです。
そんな声にお答えし…
- 医局に入らない働き方
解説します!
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この記事を書いた人
医局に属さない働き方をするアラサー女医。医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!
この経験を活かして【医局の辞め方・バイトの始め方】をお伝えしていきます。
医局に入らない働き方
前提として、私自身は最初から医局に所属していません。
研修医を終えてすぐに市中病院に就職したので『医局→退局→市中』という流れではなく『研修医→市中病院へ就職』です。
市中病院はとても居心地が良いです。
自分のように最初から医局に入らない医師も、医局を辞めた医師も分け隔てなく働いています。
前置きが長くなりましたが、医局に入らない働き方をしている私が『医局に入らない働き方』を紹介します!
面倒な病院の移動はない
医局に入らない最大のメリットは医局人事で動かなくて良いところです。
つまり面倒な病院の移動がありません。
私の場合は専門医取得前の専攻医なので、ひとまず専門医を取るまでの間、移動はありません。
なので4年間、今の病院にいられます。
これがとてもありがたい…!
医師で4年も移動しなくて済む働き方って難しいと思うんですよね。
特に若手のうちはいろんな病院をあっちへこっちへ移動させられることが多いので、4年間も同じ病院にいられるのはめちゃくちゃありがたいです。
]引っ越しとか手続きってめんどくさいもんね。。
つまり医局に入らない働き方は病院の移動に苦しめられることがなくなります。
医局がらみの義務は一切ない
医局に入らないのでしがらみや義務が一切ありません。
- 医局員の集まり(飲み会とか)
- よくわからない院内講習会
- 上司の顔を立てる学会発表
この辺りのdutyが全くありません。
医局員だから出席しなくてはいけない講習会とか、医局の義務だからやらなくてはいけない学会発表とか…
そういったdutyがないのが本当に魅力的です。
講習会も学会発表も勉強になるのはわかるけど、医局の事情でやらされる発表って正直めんどくさいじゃないですか…
専門医の単位に有効じゃない可能性もあるし…
そういった無駄な義務が一切なく、労力をかけずに済むのが本当に楽です!
希少な症例は他の病院へ勉強に行ける
『ずっと同じ病院にいるって、症例は足りるの?』と思われるかもしれませんが、もちろん他の病院へ勉強に行けます。
麻酔科の場合だと心臓麻酔や小児麻酔・産科麻酔は症例数が足りないこともあります。
正直、私は規模の大きい市中病院に就職しているので自分の施設だけでも足りるのですが、やっぱり専門の病院で学びたかったので外病院へ勉強に行きました。
期間は数ヶ月から一年まで選べるよ!
なので症例も十分集まります。
移動はないって言ってたけど、結局他の病院に行くじゃん…
いいえ、市中病院では”行くか行かないか”も含め、自分で選べます。
なので家庭の事情や行きたくない場合は行かない人もいました。
自分で選択できるのが良いね!
組織に縛られないので基本的に自由です。
資格取得は困らない
市中病院に就職しても資格取得に困ることはありません。
- 専門医
- 各種サブスペ専門医
(例:心臓血管麻酔専門医、ペイン専門医、集中治療専門医など)
麻酔科を例に挙げると、十分すぎるくらい取得できます。
もちろん内科・外科も専門医プログラムに乗れば取得できます。
なので資格取得に困ることはありません。
唯一、大学院に行きたい場合は市中だと厳しいので注意してください。
最近大学院に行きたい人は減少傾向ですが、もし行きたい場合は医局と繋がっておく方が行きやすいです。
とはいえ大学院に行きたい人の大半が専門医取得後だし、自分の病院からも大学院へ入学している人がいるので、市中からも普通に行けます。
ぶっちゃけ仕事してれば知り合いが増えるから「大学院行きたいな〜(チラッ」って言っていればいける可能性が高い!
医局に入らない注意点
ここまで医局に入らない働き方のメリットばっかりだったので、念のため注意点も補足しておきます!
プログラム終了後も残れるか聞いておくべし
私の場合もそうですが、基本的に専攻医は専門医プログラム終了までの期限付き雇用です!
専門医取得後に行く宛がなくなると不安ですよね。
だから入職前に『専門医取得後も病院に常勤として採用してもらえそうか』確認しておいた方が良いです。
まあでも正直、専門医取得後は病院に残るより自分で転職活動して新しい病院へ行く人が大半です。
専門医取得までの間にもっとやりたい分野を見つけたり、行きたい病院が見つかる場合が多いからです。
とはいえ、雇用の保証はある方が安心ですよね。
何が起こるかわからないからね!
なので専門医プログラム終了後も雇ってもらえるかは確認しておきましょう!
医局でしかできないことがあるなら医局に入るべし
私は医局に入らない働き方が気に入っているので『自由な働き方良いよ!』って話しているけど、医局が合っている人もいるはずです。
アカデミックなことしたいとか、医局内で出世したいとか!
そういう人は遠慮なく医局に入ったほうが良いです。
医局と市中、どっちが良いとかではなくどちらにもメリット&デメリットがあります。
両方を天秤にかけて、自分に合っている方を選ぶのが大事ですね!
市中と大学を比べた記事もあるので参考にしてください!
医局に入らない働き方は自由
私自身は医局に入らない働き方を気に入っています。
人事であっちこっちの病院に飛ばされることがないし、面倒なdutyもないからです。
なのでもし、『この働き方もいいな〜』という人がいたら参考にしてもらえると嬉しいです!
自分で選択できるのが本当に幸せ!
▼医局に入らない働き方を見つけるのはこちら
医局に入らない働き方まとめ
医局に入らない働き方を紹介しました。
いかがだったでしょうか?
最近は医局に入りたくない若手が増えているので『最初から医局に属さない働き方もあるんだ!』と知ってもらえたら嬉しいです。
どちらが良いとか悪いとかでなく、どっちのメリット&デメリットも踏まえて自分に合った選択ができれば良いなと思います。
今後も参考になりそうな情報を更新していきます!
最後までお読みいただきありがとうございました。