こんなにある医師の働き方!【ライフワークバランス】

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みなさんは今どのような働き方をしていますか?

週5日勤務土日も当直?それともフリーランス

医師には想像以上にいろんな働き方があります。

この記事でわかること

多様性に溢れた医師の働き方

この記事を書いた人

りん先生@麻酔科医

医局に属さない働き方をするアラサー女医。医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!
この経験を活かして【医局の辞め方・バイトの始め方】をお伝えしていきます。

目次

医師としての働き方は?

医師は大学卒業後、基礎研究などに進む特殊な例を除いて2年間の臨床研修(いわゆる研修医の期間)が定められています。

研修医の期間は臨床研修に集中するためにアルバイトは禁止されています。

2年間は修行だと思って耐えて、初期研修が終わったらバイトを始めましょう!

りん先生

初期研修期間が終われば、晴れて自由に診療科を決めたり、バイトをしたりできるようになるよ!

“自由に進路を選択できる”とは言うもののみんなどのように働いているのでしょうか。

THE王道?研修医終了後に入局

一番多いケースは研修医が終わった後、診療科を決めて大学の医局に入局するパターンです。

厚生労働省の調査によると研修医終了後に入局する医師は全体の約7割になります。

一昔前までは入局が当たり前(ほぼ100%入局)だったので、最近は減少傾向ですね。

ちなみに田舎に行けば行くほど入局する傾向にあり、都会の方が入局せずにフリーで働く医師が多いです。

入局せずに初期研修の病院に残る

医師は初期研修が終了した後、それぞれの進む診療科を決めて、専門医の取得を目指していくのが一般的になります。

私の場合は麻酔科を選択したため、現在”麻酔科専門医“の取得に向けて奮闘中なのです。

専門医を取るためにはどこの病院でも良いわけではなく、専門医機構が認定した施設研修勤務した場合のみ、専門医の取得を目指せます。

あまり規模の小さい病院だと経験できる症例が偏ってしまいスキルアップが難しいです。

そのため、様々な症例を経験できる大きい施設を指定病院としています。

自分の初期研修先が専門医プログラムの指定病院として認められている場合は、その病院のプログラムに所属することで入局することなく専門医の取得を目指せます。

りん先生

このようにして入局せずとも勤務を続けられる選択肢もありますね 。

医局の所属なし

ゆる常勤+非常勤バイト

私は現在この働き方をしています。

ゆる常勤先1つ+定期非常勤2つです。

具体的な働き方
  • ゆる常勤:専門医取得を目指すためのプログラムがある病院。週4勤務・当直あり。
  • 非常勤①:麻酔のバイト先。週1勤務・定時上がり。
  • 非常勤②:美容皮膚科。月2回・カウンセリングと簡単な施術のみ。

正直、常勤先よりも非常勤2つを合わせた方がお給料は高いです。

いかに医師のバイト代が高いかわかりますね。

本当は週5日全て非常勤にした方がお給料は高いのですが、専門医を取得したいことと、常勤先の環境が気に入っているのでこの働き方で満足しています。

具体的な一週間の働き方

月曜日常勤先で勤務
火曜日常勤先で勤務
水曜日常勤先で当直(当直まで休みのこともある)
木曜日休み(当直明け)
金曜日非常勤①で麻酔のバイト
土曜日非常勤②で美容のバイト
日曜日休み

水曜は当直まで休みなのと、木曜は当直明けで休みなのでほとんど働いていないです。

りん先生

少ない努力でコスパ良くスキルアップ専門医の取得を目指していたらこのスタイルに辿り着きました。

後期研修医でもこんな働き方あるんだ〜って感じですよね。

完全フリーランス

常勤先すらなくして完全フリーランスに行き着くこともできます。

1週間をバイト(非常勤)で埋める

たとえ専門医資格がなかったとしても、美容の問診バイトや健診、寝当直バイトは可能です。

こういったバイトを組み合わせればゆるフリーランス医として働くことができます。

フリーランス医の一例

月曜日健診バイト
火曜日寝当直(当直の時間まで休み)
水曜日休み(当直明け)
木曜日脱毛の問診バイト
金曜日脱毛の問診バイト
土曜日休み
日曜日休み

実質勤務は週4日でかなり自由度が高いですね。

  • 月曜の健診バイトが7万円/日
  • 火曜の寝当直が4万円/日
  • 木・金曜の脱毛バイトが8万/日2日で16万

1週間で27万円、月収108万円、年収約1,300万円が可能です。

週4勤務で1,300万円、その気になればこんな働き方だってできます。

りん先生

素敵…!

番外編

美容皮膚科・美容外科

“高収入の医者”と言われて思いつく人も多いのではないでしょうか。

医師3年目(研修医終了後1年目)から美容の道に進む人もいます。

最近は整形手術に偏見を抱く人も少なく、美容の需要は高まる一方です。

そのため若いうちから美容の分野へ行く医師も多いです。

医師3年目で大手美容外科へ就職する場合は年収1,600〜2,000万程度

形成外科や皮膚科の専門医取得後に美容へ転職する場合は年収3,000万以上

年収は本人の頑張り次第(どれくらい売り上げを伸ばせるか)で、+αの可能性があります

りん先生

私自身も美容皮膚科の定期非常勤バイトをしているけど、外科形成皮膚科麻酔科から転職する場合が多い印象だよ

保険診療ではなく完全な自由診療なので患者さんというよりはお客様といった接客業に近い働き方になります。

肌や見た目が綺麗になっていくのをお手伝いできるのも楽しいですね!

産業医

産業医とは企業において労働者の健康管理を行う仕事をします。医師免許に加え、産業医の資格が必要です。

産業医の資格は研修医や専攻医でも取得できます!

りん先生

私も2019年に取得しました!

よくある産業医の募集の例
  • 【常勤】週4〜5日勤務で年収1,000〜1,500万円程度
  • 【非常勤】月1日勤務で日給5万円程度

産業医なので当直や待機はありません。

それでいて、この年収をもらえるのは魅力的ですね!

産業医の仕事を探すなら

YouTuberやインフルエンサー

最近は芸能界で活躍をするタレント医師やyoutuberも増えてきていますね。

SNSの活用など、医師の活躍の場も多様化しています。

以前はお堅いイメージで合った”お医者様“も、最近では身近に感じられる存在になってきているのでしょう。

常勤として勤務する傍ら芸能活動をしたり、非常勤勤務を組み合わせながらインフルエンサーの仕事をしたりとライフスタイルは自由自在です。

どうとでも生きていける時代へ

一昔前の医師の仕事は大学卒業後、出身校の医局へ入局し”医局の指示通りの病院で指示通りの期間働く“といったことが当たり前でした。

ところが近年は初期研修先も自分で選択することができる上、その後のキャリアや働き方も自由自在に決めることができます。

私自身も今は常勤先でお世話になっていますが、この先どうなるかはわかりません。

でもどうとでも生きていけるんじゃないかな、と思っています。

医師免許を生かしたキャリア選択は多様化しており、十人十色の働き方が合って良いと思っています!

りん先生

せっかく一生懸命勉強して手に入れた医師免許なので、自分の好きな働き方を見つけたいよね!

まとめ

いかがだったでしょうか。

想像している以上に研修医終了後の働き方は自由です。

まあ、フリーランスの働き方には賛否両論あると思います。

ただ、バイトの方が割りが良いのは事実ですし自己責任でフリーに転身しているわけなので、私自身は”別に良いんじゃないかな“と思います。

医師のキャリアは医局に所属して出世を目指しても良いし、専門医の取得に励んでも良いし、貪欲にアルバイトをして欲しいものを買いまくっても良いし!!

正直自分の選択次第で働き方なんてどうにでもなります

もし今の働き方に不満を感じていたり、変えたいと思っている方は一歩踏み出してはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

医局に属さない働き方をするアラサー女医。
常勤先1つ+非常勤2つを掛け持ちしつつ、スポットバイトも豊富に経験中。
医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!

この経験があるからこそ伝えられる『医局や病院を辞めたいならすべきこと』、『バイトをする前に知っておくべきこと』を発信していきます!

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