医師バイトにはいろんな種類があります。
私自身、スポット・非常勤・常勤といろんな現場を経験してきました。
中には『うわ、これ完全にハズレだわ』『もうやりたいとは思えないな〜』というバイトもあります。
そんなバイト、できれば避けたいですよね。
- 二度とやりたくない地雷案件を
- 今後引っかからないように
- 実例を踏まえて
失敗談として解説します!
みんな引っかからないでね〜
\失敗しないサイトはここ/
おすすめサイト | 特徴 | 評価 | 公式サイト |
ドットコム | 業界最大級! 19,500件掲載 | とにかく求人数が多いから バイトを探しやすい | 詳細を見る |
DOCTOR | 専任のキャリア パートナーが担当 | 一貫して担当してくれるので お給料や勤務日を相談しやすい | 詳細を見る |
ミスマッチゼロを 目指している | アンマッチにならず 応募が通りやすい | 詳細を見る |
この記事を書いた人
医局に属さない働き方をするアラサー女医。医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!
この経験を活かして【医局の辞め方・バイトの始め方】をお伝えしていきます。
二度とやりたくない医師バイト5つ
①:寝られない当直
寝られないのって本当に辛いですよね。
本当にマジで二度と経験したくないのは一睡もできない当直です。
ひっきりなしに救急車とウォークイン患者が来て、次から次へと診察しないといけないのは地獄です。
患者や家族から見れば必死の思いで病院に来ているわけですから、いい加減な診療では納得してもらえません。
一方でこちらは何人もの患者を抱え診察しなきゃいけなくて、頭パンク状態です。
寝てないから冷静な判断もできないし、おかしくなりそうでした。
いつもは可愛いと思えるような3歳児も、診察室に入ってくるなり暴れ出すので『ちょ、やめてもらえますか?』と強めに言ってしまって自己嫌悪…
この様子にコメディカルもドン引き…
『あー申し訳ないことしたな…』って思います。
十分な睡眠時間が確保できないと仕事の質も対応力も落ちますね。
致命的なミスにつながりかねません。
もう二度とやるものかと思い、一睡もできないような辛い当直・忙しい当直は受けなくなりました。
②:汚い寝当直
お次は寝当直です。
普段は大好きな寝当直なのですが、1回だけ寝られないくらい汚い当直室に当たったことがあります。
本当に辛かった〜
寝られないというか…
虫がいる!!!
ひええええええーって感じです。
病院を抜け出しバルサンを買いに行きました。
あと虫よけネットとキンチョールも…
その後なんとか虫退治をして寝ようとしたのですが、結局ソワソワ…
病棟からのコールはなかったので本来ならば爆睡できる寝当直だったのに、汚い当直室のせいでほぼ寝られませんでした。
はー、思い出すだけで辛い。
それ以降は応募前に勤務先の病院を検索して、清潔感があるかチェックするようになりました。
大体古い病院は当直室もジメ〜っとしていることが多いよ
③:終わらない健診
終わりない健診も辛かったですね…
人数が多くて診察してもしても捌き切れない!
うーん辛いです…。
健診業務って誰でもできて始めやすいんだけれども、実労働時間は結構あります。
一見楽そうに見える問診聴診も何十人と見るとさすがにキツイですね。
聴診器で耳が痛くなり、触診で汗をかいている体を触り、問診で同じような質問を永遠に受けます…
あとは1診だけでなく2診、3診の健診も辛かったです。
例えば2診の時は医師2人で健診受診者を捌きます。同じくらいのペースで見てくれる人なら良いのですが、もう一人の先生がゆーっくり診察する人だと全然終わらない。
こっちがどんなに頑張ろうとも終わらない…。
『もうちょっと早く診察してくれないかなあ…』って思ったこともありました。
むしろ1診の方が気楽な場合もあるね
それ以来、あまりに診察患者の多い健診はやらなくなりました。
④:難解すぎる美容診療
バイト募集している美容案件は大概“美容皮膚科“です。
脱毛のカウンセリングとかシミ取りの問診が多いのですが、稀にめっちゃ難しい診察があります。
【難しい診察の例】
- シミ取りしたいけどメニューAとBの違いはなんですか?
- <最もダウンタイムが少なくて効果が出るシワ取りってどれですか?
- コースが終わっても継続したほうが良いんですか?
ある程度のことはマニュアルに書いてありますが、詳しく聞かれると『うーん…』ってなってしまいました。
まあこのくらいの質問は数回やれば答えられるようになるのですが『このクリニックでこの会社の高濃度ビタミン点滴を採用しているのはなぜですか??』とか聞かれると流石に…
『それは経営陣が採用しているから私じゃ答えられないよー』ってなりました。
美容皮膚科に通う顧客層って意識高い系が多いし、少しでも曖昧な答えだと信頼を失いそうで…大変な仕事だなあと感じます。
結局私はその後美容皮膚科の勉強をしたので、今はヒアルロン酸やボトックスも習得しました。
だから質問にも答えられるようになったよ
それでも結構大変だったので、美容をかじるなら脱毛かAGAあたりにしておくことをお勧めします。
⑤:医学的根拠の乏しいガン診療クリニック
体力的ではなく精神的に最も辛かったのは医学的根拠のない診療クリニックでした。
医師の私から見ても『これ本当に効果あるのか?』みたいな診療をしていました。
詳しくは言えませんが点滴でがん細胞が消えますとか、血液を浄化しましょうとか、音楽を聞いて治しましょうとか…
『これ本当に良いの?』って思いますよね。
しかも患者さんは藁にもすがる思いで来院しているので、その治療法に心酔しきっているんですよね…
『この治療すると治るって聞いたからお金借りて治療費払います!』みたいな勢いです。
- え、やばめの民間療法なんじゃ…
- もしかした経営者捕まりそうじゃない?
- 関わらない方が無難だ…
二度とやりませんでした(キッパリ)
もっと巻き込まれたら怖い目にあっていたかもしれません。
このバイトをした時期は、応募前のリサーチが甘い時でしたので反省しています。
効果があるのかわからない民間療法を売りつけているみたいで本当に心苦しかった…
この一件以降、応募前にどんなクリニックでどんな治療をしているのか徹底的に調べてから挑むようにしました。
失敗バイトから学んだこと
応募前にクリニックをリサーチ
やっぱりバイトの中には『これイマイチだなあ〜』とか『避けたほうが良いな』って案件があります。
私が失敗から学んだのは“必ず応募前にクリニックや病院を調査すること“でした。
クリニックのHPを見て
- 具体的にどんな診療をしているのか
- どんな雰囲気の建物なのか
- どんな顧客を相手にしているのか
- 実際に自分が行ったらどんな仕事をするのか
応募前に想像してから決めるようにしました
やっぱりいくらお給料が良くても、自分をすり減らすよな仕事はしたくないよね…
慣れたら定期非常勤で安定化
スポットバイトって初心者には始めやすいし隙間時間にやるのには向いているのですが、日常的にこなすのは疲れます。
【スポットの流れ】
- 毎回新しい案件を検索・応募して
- 毎回違う現場に行って
- 毎回違う人間と仕事をする
割とストレスが溜まるんですよね〜。
このサイクルが疲れる
なのである程度慣れたら定期非常勤で契約するのがおすすめです。
私自身、美容系のクリニック勤務が気に入ったので今は定期非常勤として働いています。
【今の仕事スタイル】
- 麻酔科常勤として専門医を目指しつつ
- 美容皮膚科で定期非常勤の仕事をして
- 空いた時間があればたまにスポットを入れる
といった感じです!
定期非常勤にすることでスポットよりも時給が上がり、顔馴染みのスタッフと仕事ができて、毎回違う現場に行くというストレスからも解放されました。
この働き方が気に入っているよ!
なので継続できそうな仕事内容を見つけたら定期非常勤で探すのをおすすめします。
スポットバイトにおすすめのサイト3選
医師バイトドットコム
スポットバイト探しは医師バイトドットコムが非常に強い!
業界トップクラスの求人案件数を誇り、コスパの良い仕事が見つかります。
\バイトがガンガン決まる/
民間医局
北海道から沖縄まで全国に16拠点の支社があり募集案件も豊富!
民間医局は常勤や非常勤での転職でもおすすめなのですが、スポットバイトも充実したサイトです。
医師賠償責任保険(アルバイト先の事故も保証!)も20%オフで加入できるのも強い味方です。
\医師賠償責任保険も20%オフで入れる/
Dr.アルなび
大手求人だからこそ独自のノウハウで掲載しているのでスポットバイトも見つけやすい!
\すぐにスポットを決めたいなら/
二度とやりたくない医師バイトまとめ
長くなりましたが、失敗談としてもうやりたくない仕事を紹介しました。
まあ人生経験的には良かったのかもしれませんが、みなさんは経験しない方が良いかと思います。
余談ですが、毎日こまめに仲介サイトを見ていると“いわゆる辛そうな案件“って結構あります。
『うわ〜これはちょっと避けたいなー』とか、『いつまで経っても人が決まらないってことは不人気の理由があるんだな〜』とか。
実体験をしなくても、サイトを眺めているだけでだいぶ見分けられるようになりますよ。
眺めるだけでも鍛えられるんだね
私の失敗談を生かし、みなさんにはより良い案件に辿り着いて欲しいと思います!
ぜひ、探してみてくださいね!