女医の働き方の正解って何?家庭と仕事の両立は結構辛い…
女性医師の皆さん、キャリア選択に悩むことってありませんか?
また女医の働き方が物議を醸しているけど
— りん先生@麻酔科医 (@doctor_rin_) February 10, 2022
✅常勤だと『子供と一緒に過ごす時間大切じゃないの?』って言われて
✅非常勤だと『ゆるふわのくせに…』って言われて
✅専業主婦だと『何のために医師免許取ったの?』
って言われる世界線キツすぎんか。。
いろんな働き方があって良いじゃんね…(T . T)
このツイートに多くの反響をいただきました。
私自身も女医として働いていて今後のキャリア選択に悩むことは多くあります。
- 3つの働き方と最良の選択
紹介したいと思います。
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この記事を書いた人
医局に属さない働き方をするアラサー女医。医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました!
この経験を活かして【医局の辞め方・バイトの始め方】をお伝えしていきます。
キャリアプランに悩む女性医師は多い
女性の生き方って男性に比べるとたくさんありますよね。
- そもそも結婚するのか
- 子供は何人授かりたいとか
- 子供が生まれた後の働き方をどうするかとか
- 本当に仕事に復帰できるのかとか…
あげたらキリがありません。
私自身今子供はいませんが将来的に欲しいと思う一方、『今後のキャリアとの両立はどうしよう…』という不安もあります。
- 専門医の取得までは頑張りたいし…
- でも生まれたら仕事はセーブするしかない?
- ゆるゆるバイト医で良いって自分の中で割り切れる?
こんな感じで考えがグルグルしてしまうんですよね。
結局のところ『キャリアを優先するか家庭を優先するか』に行き着くわけですが、スパッと決められる人は少ないでしょう。
どちらを取っても心残りはあります。
私は今のところ『常勤+バイト先2つ』という割とバリバリ?な働き方をしていますが、ずっとこの生活を続けるのは難しいだろうなと思います。
この記事では、現実的に選択の可能性がある『女性医師の王道キャリアプランを3つ』紹介します。
女医のキャリアプラン3つ
①常勤でバリバリ
1つ目は今後もずっと常勤で働くというキャリアプランです。
正直、結構大変だけどやれている人もいます。
子供を朝保育園に預けて出勤して、当直は旦那さんとずらして交互に子供の面倒を見たり、実家の力を借りて上手くやりくりする方法です。
メリット | デメリット |
---|---|
キャリアを諦めなくてすむ(出世コースもある) クビになりにくく安定している 各種資格も取得しやすい | 仕事にとられる時間が多い 家庭の両立が大変 |
やはりメリットは今まで積み上げてきたキャリアをそのまま継続できるところですね。
取りたい資格があって勤続年数を積んできたとか、関わりたい臨床研究があるとか。
こういったものに触れていたい場合はやはり常勤が有利です。
現場経験を積み上げたい場合は常勤が良いよね
一方、仕事に多くのリソースが裂かれることになるので家庭との両立は結構大変です。
少なくとも旦那さんの理解がある前提だし、実家・義実家のサポートも必要でしょう。
逆にこの理解が得られないと難しいかもしれません。
妻のキャリアを応援してくれる環境が必要だね
②非常勤でゆるふわ
週2〜3日くらいの非常勤でゆるく働くのも良いでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
バイトはコスパの良い働き方なのでそれなりに稼げる 家庭と仕事を両立しやすい 仕事の空気感も忘れずにいられる | キャリアを積んでいくのは難しい クビになる可能性がある |
『非常勤=バイト医』なのでキャリアを積むのは難しいですが、仕事もしつつ家庭の時間も確保するというバランスの取れた働き方ができます。
しかも今のところバイトは高給でコスパ良く稼げるので、生活に困窮することもないでしょう。
たとえば美容バイトは1日10万円稼げる案件も多いのでおすすめです。
気がかりなのはクビになる可能性があることと、キャリア中断を割り切れるかどうかですね。
やはり非常勤は常勤に比べてクビにされやすいし、高いバイト代をもらっていることでやっかみを言われることもあるでしょう。
キャリアの中断することになるので、もどかしく感じるかもしれません。
ただしクビになったとしても医師免許があればできる仕事はたくさんあるし、スキルを維持しておけば常勤に復帰したいと思った時行動しやすいです。
『収入も途絶えず、現場からも離れず、常勤に復帰したい時に戻りやすい』というバランスの取れた働き方でしょう。
③専業主婦で家庭優先
子供が生まれてスパッと仕事を辞める人もいます。
特にお子さんが小さいうちはこの選択をされる方も多いです。
メリット | デメリット |
---|---|
子供との時間を十分に取れる | 復帰した時に浦島太郎状態の可能性がある 自分より下の学年が出世していくのは辛い |
育児に手がかかり、全く医師業を辞める人もいます。
賛否両論あるかもしれませんが、これも一つの選択しとしてありでしょう。
子供と一緒にいられる時期って限りがあるし、とても貴重な時間です。
人生の時間は有限なので、共に過ごすために仕事をセーブするのも貴重な選択です。
子供に手がかからなくなったら仕事に復帰される先生も多いしね!
ただ全く仕事をしない期間が長いと、いざ復帰したい時にしにくかったり現場の空気感や仕事の感覚を忘れてしまうリスクがあります。
将来的に復帰する可能性を残したいならスポットバイトで良いので、たまに仕事はしておいた方が良いでしょう。
結局どれが一番正解なの?
3つの働き方を見てきました。
一体どれが正解なのでしょうか。
現実的には『ゆる常勤』がおすすめ
もちろん『どれか1つが絶対正解!』ってことはありません。
人それぞれキャリアを取るか家庭を取るかは価値観によって異なるからです。
ただ、現時点における一番バランスの取れた働き方は『週3日のゆる常勤』かなと思います。
- 常勤なのでクビになりにくい
- 専門医の維持が可能
- 社会保障制度がしっかりしている
- 時期を見てバリバリ常勤に戻ったり、非常勤に移行したりしやすい
やはり常勤の安定感は抜群です。
雇用が保障されているし社会保険も手厚いです。
さらに専門医資格によっては維持条件が『1施設で週3日以上勤務すること』とある場合があります。
資格の維持を考えた時に、週3日以上働ける条件を満たしておくのは重要でしょう。
週3常勤なんて雇用あるの?
あります。
最近『首都圏では週3常勤が人気で枠が少なくなってきた』なんて話も聞きますが、まだまだ探せばあります。
自分も将来的に週3常勤になりたい可能性があるので、複数の転職サイトで確認するようにしています。
ただし人気で探しにくくなっているのは事実です。
早いうちから転職サイトで相談したり、複数登録して常に雇用が担保されていることを確認しておくことが重要です。
複数の転職サイトに登録していつでも動ける状態にしているよ!
人気が出るほど枠は取り合いなので今のうちから用意しておきましょう。
どのキャリアを選択しても悪口は言われる。それでも自分軸で強く生きる
結局どの選択をしてもやっかみは言われてしまいます。
- 常勤で働くと『家庭を顧みない女』とか
- 非常勤だと『ママ女医だからゆとり勤務』とか
- 専業主婦だと『医師免許は何のために取ったの?』とか…
子供がいない私でも『子供欲しいと思わないの?』、『女性の幸せを掴みたいと思わない?』なんて心無い意見をされたりします。
悔しいし悲しいですね…。
それでも『自分が満足のいく働き方をしよう!』、『他人になんと言われようと、自分の人生を自分で決めよう!』と思うようにしています。
結局は自分が主役の人生なので、自分軸で決めようと意識するようにしました。
なんと言われても自分が好きなように生きようと決めたよ
自分にとっての最適解を見つけよう
女性医師の働き方について考察しました。
いかがだったでしょうか?
常勤、非常勤、専業主婦…
いろんな選択がありますね。
女性の生き方って複数の選択肢がある分、その数だけ正義があって、時に悪く言われてしまうことも多いです。
それでも自分の人生だから。自分で決めて生きていくのが結局は最適解なんじゃないかなと思います。
今キャリアに迷っている人も、一度自分を見つめ直して最適解を見つけられると良いですね。
そんな人を応援しているし、活躍できるよう願っています!