やべっ!今年の年収1,000万円超えそう!
税金高くなるからバイト控えた方が良いかな…?
こう言っている先輩医師って結構いませんか?
“税金が高くなるから稼がない方が良いのか?”
\答えはNOです/
安心してください。
稼げば稼いだぶんだけ手取りは増えます!
- 高収入になると税金で損する?
- 稼ぎすぎると税金高くなるんじゃないの?
- バイト控えた方が良い?
非常によく相談を受けます。
- どういった仕組みで税金が課されるのか
- 稼いだからといって損するわけではない
- バイトを控える必要はない
理由を丁寧に解説します!
とっても重要だからよーく読んでね
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所得税は累進課税制度
所得税とは稼いだ所得にかかる税金のことです。所得税は”累進税率”という方法で税率が決まります。
つまり所得が多い人ほど税率が高くなるのです。
多く稼ぐと損するの?
所得税の税率はこのようになっています。
所得の区分 | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 5% |
195万円を超え330万円以下 | 10% |
330万円を超え695万円以下 | 20% |
695万円を超え900万円以下 | 23% |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% |
4,000万円超 | 45% |
これを見ると「え?195万円超えたら5%から10%に上がるの?」
ってことは
- 195万円の所得だと195万×5%
=9万7,500円の所得税 - 196万円の所得だと196万×10%
=19万6,000円の所得税
こうなるの?
税金は196万円の人の方が多いから、手取りは195万円稼いだ人の方が得じゃない??
稼げば稼ぐほど損するじゃん!!
「だったら195万円以内の収入にした方が良くない?」
そういった相談をよく受けます。
私もそう思っていた時期がありました。
本当の計算方法では逆転現象が起きない
実際は195万円の人と196万円の人で逆転現象が起きないようにきちんと配慮されています。
つまり計算方法が違うのです。
具体例で説明していきます。
例えば1,000万円稼いだ人の所得税は、1,000万円全てに33%の税金がかかるのではなく
<実際の所得税の計算>
195万円までの部分に対して5%
195万円から330万円以下の部分に対して10%
330万円から695万円以下の部分に対して20%
695万円から900万円以下の部分に対して23%
900万円から1,000万円までの部分に対して33%
というように所得を区切り、それぞれに税率を掛け算して所得税が決まります。
▼図で説明するとこんな感じ
195万円までは5%、195〜330万円までは10%、330〜695万円までは20%…と区切りごとに掛け算をしていきます。
区切りごとに掛け算して、最後に全部たすよ!積分みたいだね!
つまり1,000万円の人は
所得の区分 | 税率 |
195万円×5%= | 97,500円 |
(330万円−195万円)×10%= | 135,000円 |
(695万円−330万円)×20%= | 730,000円 |
(900万円−695万円)×23%= | 471,500円 |
(1,000万円−900万円)×33%= | 330,000円 |
合計 | 1,764,000円 |
合計176万4,000円が所得税の額になります!
計算方法がめんどくさいけど、こうすることで逆転現象が起きないようにしているんだね
所得税の便利な計算方法がある
先程のように“一定の部分に掛け算をして最後に合計し税金を求める”というやり方が正しい方法ですが、ちょっとめんどくさいですね。
手間がかかる!
そこで登場するのが“速算法”です。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
▼ここの控除額とは所得1,000万円で計算した場合、ピンク色部分のことです。
▼このやり方では、一旦所得全体に税金をかけて(例えば1,000万円の場合→1,000万円×33%)
そこから他の区分の税率との差額の部分を一気に引いちゃおう(=控除)という作戦です!
ピンク色の部分が控除だね!
こうすれば区分ごとに掛け算をし、最後に合計するという手間が省けます!
おおー!一発で計算できる!!
実際に税額が一緒になるか計算してみよう
今の方法で計算した1,000万円の人の所得税は
1,000万円×33%-153万6,000円(控除)=176万4,000円
所得税は176万4,000円になりました
最初に計算したやり方の結果と同じ額ですね!
このやり方で手早く計算できるね
最終検証!本当に逆転現象は起きない?
では195万円の人と196万円の人では本当に逆転現象は起きないのか?
<所得税の計算>
- 195万円の所得だと195万円×5%
=所得税は9万7,500円 - 196万円の所得だと196万円×10%ー97,500円
=所得税は9万8,500円
手取りは…
<手取りの計算>
- 195万円の所得だと195万-9万7,500円
=185万2,500円 - 196万円の所得だと196万円-9万8,500円
=186万1,500円
ちゃんと196万円稼いだ人の方が手取りが多くなりましたね。
多く稼いでも逆転現象は起きません!
“稼げば稼ぐほど損“は嘘!なのです。
どんどん稼ごう!
「年収が高くなると損をするというのは嘘」であるとご理解いただけましたでしょうか。
いくら稼いでも逆転現象は起きることがなく稼げば稼いだ分だけ手取りは増えます。
これで安心してバイトできますね^^
医師の時給は非常に高いのでバイトを組み合わせれば年収アップ間違いなしです。
常勤よりもバイトの方が割が良いって異常な状態なので今後も続くかは分かりません。
なので稼げる時に稼いでおきましょう!
まとめ
今回は少々頭を使う内容だったかもしれません。
税引後の手取り額の逆転現象が起きないことはおわかりいただけましたか?
年収が高くなっても手取り額はきちんと増えていくので安心して稼げます。
頑張れば頑張った分だけ手取りが増えるって嬉しいね!
ちょっと内容難しかったよって人も「とにかく税金の逆転現象はないんだ!」ってことさえ分かってもらえれば大丈夫です^^
また需要があればこういったお金関係のお話もしていきますね!
では!
※配偶者の所得や社会保険などの他の要因が絡むと複雑になるため、ここではシンプルに税金計算に絞って解説しました。