医局フリーの働き方

なぜ、医師は激務で辛いまま働き続けるの?【ルールを知らない馬車馬だからだ!】

ドラゴン桜というドラマでこんなセリフがありました。

国は国民にバカであって欲しいんだ。

ただ制度に従って働き続け、税金を納めてくれる。

そんな馬車馬であって欲しいんだ!!!

なかなか衝撃的なセリフですよね。

でも、あながち間違ってはいません。

国が求めていることはこの通りです。

では現在、我々医師は“制度に従って働き続ける馬車馬”なのでしょうか。

この記事では

ルールを意識しない医師は一生馬車馬として働き続ける

ということをお伝えしていきます。

ルールを作っている奴らはこの状況が美味しいんだ!

ドラゴン桜は『偏差値32の落ちこぼれ高校生たちが桜木という熱血教師に出会い、一発逆転、東京大学を目指す!』というドラマです。

国はバカな国民に馬車馬であって欲しい。

だからこそ勉強をしろ!

馬車馬になるな!!!

そう伝えています。

もう1つ、印象的なセリフがありました。

ルール(法律)を作っている奴らは、その状況が美味しいからこの仕組みにしてんだ!

  • なぜ社会がこうなっているのか
  • 誰が、どんな意図でこの仕組みを作ったのか

本質を見抜け!!!

生徒たちは『法律なんて国の偉い人が作るから自分たちに関係ない』と言うのに対し、『ルールに従うだけではただの馬車馬だ!』と伝えています。

医療の現場も同じ。ルールを作るのはこの状況が美味しいからだ!

実は医療の現場も同じ。

ルールはそれを作っている人たちが美味しい思いをしたいからそうなっているのです。

例えばICUの管理料。

患者が1人、ICUに入院するとします。

病院には1日あたりどれだけの収益をもたらすと思いますか?

最も認定難易度の高い”特定集中治療室管理料1”の加算を取れれば、1日あたり14万円の収益をもたらします。

患者が10人入院したら、それだけで毎月4200万円のお金が入ります。

すごい収益ですね。

どの病院もこの加算が欲しくて仕方ないのです。

ただし、”特的集中治療室管理料1”を満たすにはいくつか条件があります。

そのうちの1つに『1部屋あたりの面積が20㎡以上あること』

とありますが、

なぜ20㎡なのかわかりますか?

どうして15でも25でもなく、20㎡なのでしょう…

考えてみてください。

ルールを決めているのは誰?

官僚ですね。

では、官僚はどこの大学の出身が多い?

もちろん東京大学です。

もうわかりましたか?

東京大学病院のICUの大きさは20㎡以上なのです。

このルールを制定してしまえば東大病院に毎月莫大な収益が入ります。

とっても賢いですよね。

そう、いつだって

『ルールを作るのは、この状況が美味しいから!』なのです。

ルールを作る側に回るか、ルールの中でうまく生きるか

ルールはいつも作る側に美味しいようにできています。

『ずるい!』と思うかもしれませんがこれが世の中の仕組みです。

取れる対策は

  1. ルールを作る側にまわるか
  2. ルールの中でうまく生きるか

どちらかです。

①ルールを作る側にまわるのは極めて難しいです。

ある程度の権威が必要だし、時間もかかります。

賢い策は”②ルールの中でうまく生きること”です。

つまり、ルールをうまく利用するのです!

例えば先ほどの東大病院の例。

“ルールは東大病院に有利なように制定される”

それを学んだ他の大学病院は“東大病院をマネた病院経営”を始めています。

ルールをうまく利用して、『東大をマネしておけばきっと有利に運営できる!』と考えているのですね。

りん先生
りん先生
賢い!!!

医局や病院も同じ。ルールを作るのはこの状況が美味しいからだ!

医局や病院はあなたのためにあるのではない

病院や医局のルールもそうです。

あなたのためにルールがあるのではなく、経営者や幹部に有利なようにできています。

これはどうしようもない事実です。

だからこそ、『ルールのなかでどうやったらうまく生きられるか』を考えてみましょう。

思考を停止するな!馬車馬になるな!

思考を停止すれば、瞬く間に馬車馬となります。

いつまでも医局のため、病院のために、馬車馬として働き続けますか?

搾取され続けますか?

それが嫌ならルールをうまく利用すべきです。

既存のルールをどう利用するか考えてみましょう。

【例】

  • 『〇〇専門医を取得後は給料がアップする』というルールならば
    →最短で専門医を取得できるようにする
  • バイト単価が高いなら
    →常勤先はほどほどにしてバイトに励む
  • 今の職場ではどう頑張っても評価されないのなら
    →正当に評価をしてもらえる病院へ変わる

他にも利用できる制度を利用したり、取れる休暇を取得したり。

ルールの中でうまく生きていく方法は必ずあります!

上司
上司
専門医がないと働けないよ
上司
上司
医局を辞めたら就職先ないよ
上司
上司
若い時は残業代がでないのは当たり前でしょ

中にはあなたのためを思ってのアドバイスもありますが、そうでない場合もあります。

りん先生
りん先生
このアドバイスは本当に私のためなの?組織のためなの?

よく考えてみてください。

専門医がなくても、医局に所属していなくても、働いている医師はたくさんいます。

ましてや、残業代が出ないのは明らかにおかしいですよね。

全てのアドバイスがそうとは言いませんが、『なんかおかしいな?』と思うことは、病院や医局が美味しい思いをするようになっています。

自分が馬車馬になっていないか、よーーーく考えてみてください。

りん先生
りん先生
思考を停止しなければ必ず馬車馬を抜け出せるよ!
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まとめ

『ルールは作る人がおいしい思いをするようにできている』という現実をお伝えしました。

目からウロコの人もいたかもしれません。

人は思考を停止してしまうと簡単に馬車馬となってしまいます。

もちろんその環境が気に入っていればそのままで良いでしょう。

ですが、少しでも環境を変えたい、新しい一歩を踏み出したい人がいれば私は応援します!

馬車馬で終わる人生なんてもったいないですからね!!

自分の人生を切り拓いていきましょう!

各種診療報酬や管理料は医学的根拠に基づいて制定されており、ここに記した内容以外にも制定理由があることをご承知おきください。

ABOUT ME
りん先生@麻酔科医
医局に属さない働き方をする20代女医。 常勤先1つ+非常勤2つを掛け持ちしつつ、スポットバイトも豊富に経験中。 医局を辞めたい若手医師のサポートを100件以上行ってきました! この経験があるからこそ伝えられる『医局や病院を辞めたいならすべきこと』、『バイトをする前に知っておくべきこと』を発信していきます!